Block House

exhibition

須賀悠介 個展『Emptiness』

2016年07月09日 > 2016年07月24日
exhibition
2016.7.9 sat. – 7.24 sun.
須賀悠介 / Yusuke Suga
Open 13:00-20:00 Closed on Monday
Opening Reception: July 9th, 19:00-21:00

企画:アイランドジャパン株式会社

会場:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE B1F
6-12-9-B1F Jingumae Shibuya-ku, Tokyo 150-0001 JAPAN
www.blockhouse.jp
 この度、アイランドジャパン株式会社は須賀悠介の初個展『Emptiness』を開催いたします。
須賀はこれまで「生成と破壊」や「主体と客体」など、矛盾する行為や相対する記号をひとつの作品に内包させることにより、これらの関係から必然的に発生する暴力性を露わにすることを作品のテーマとして制作してきました。
また、須賀はコンピューティングの歴史や科学技術の発達が人類にもたらすアイデンティティの変容に関心を抱いてきました。そのため須賀の作品にはコンピュータサイエンスや科学哲学、SF小説の影響が色濃く見えます。
意外にも自身の初となる今回の個展では、東京では未発表の人体作品、須賀が近年取り組んできた3DCGを扱ったオブジェクト、新作のレリーフ作品などによって構成されます
この機会に是非ご高覧ください。

■アーティスト・ステートメント
私は仮想空間と物理空間のあいだに揺れ動く現代の身体性において、コンピュータやTVのディスプレイを眺める・操作する身体感覚といったような固有の体験 があると感じている。仮想空間やそれを取り巻く環境の中では現実の物理法則とは別のルールが働いており、私はそれぞれの空間に立ちながらそのどちらにも依 拠しない状態、もしくはその間に生じたズレを思考する。今回展示される作品は、現実空間と仮想空間の狭間で発生したような、いわばインターフェイスそのも のについての考察とそのアクティビティである。

わたしたちの身体はどこにあるのか。
わたしたちの身体や意識はどこへ向かうのか。
コンピューティングとは。
場とは、物質とは、現象とは何か。
そして、それら事象の地平線の先には何があるのか。

どこでもない場所を思考すること。その先に私は、禅における「空 / Emptiness」を想う。

[Profile]

1984 東京都生まれ
2008 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
2010 東京芸術大学美術研究科彫刻専攻修了

Exhibitions

2009 FRESH selection 1, (ARTZONE, 京都)
FRESH・EXPAND, (UBSL R2, 千葉)
アトリエの末裔あるいは未来(旧平櫛田中邸、東京)
2010 第十三回岡本太郎現代芸術賞, (川崎市岡本太郎美術館, 神奈川)
Island loves FRESH, (Island ATRIUM, 千葉)
TURNER loves FRESH, (Turner gallery, 東京)
2011 ν Romancer, (Island MEDIUM, 東京)
Island summer collection, (Island Medium, 東京)
Art line Kashiwa 2011 -God Hand-, (Kashiwa,千葉)
2012 Hiroshima -Hiroshima Fukushima-, (旧日本銀行広島支店, 広島)
f/f – f/r (island MEDIUM,東京)
2013 わたしたちは粒であると同時に波のよう. (京都市立芸術大学ギャラリー@kcua, 京都)
Video program -Method to betray a body-, (Studio center, 東京)
2014 KASHIWA ART DAYLIGHT『collector’s eye』(柏市民ギャラリー、千葉)
Duality of existence,(Friedman benda gallery,ニューヨーク)
2015 10-36 ~ 10-34 sec (namgallery,東京)
The glory(of phenomenon) act:1(帝塚山ギャラリー,大阪)
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